高齢者とのハワイ旅行はオプショナルツアーが楽です。ハワイに来なれてるならともかく、不案内な上に年寄りを連れて満足できるツアーを計画するのは無理があります。
近畿ツーリストのスタッフからは「混乗バスでまわるオアフ島ツアー」は面白みに欠けるよとアドバイスがありましたが、個人の感想程度に参考にしました。
高齢者が楽しいと感じてるのはもちろんだけど、私らも楽しめるツアーでないと失敗です。
その観点で探しました。
オアフ島一周ツアーの良い所は、一つひとつ深くはなくてもハワイのオアフ島全体を味わうことができる点です。
一生忘れない思い出があるやも知れないですよね。
ハワイは車から降りてもバリアが少なくて動くのが楽だから余計な労力がとられません。段差や階段だらけの台湾とは大きく違う点です。
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- 1 混乗バスでまわるオアフ島1周ツアーは大成功でした
- 2 H.I.Sのオプショナルツアーのサマーセールを利用
- 2.1 時間とスケジュール内容
- 2.2 7:40~8:00 ワイキキ地区のホテルまたは指定集合場所へお迎え
- 2.3 8:10~ ダイヤモンドヘッド・カハラ地区 (車窓)
- 2.4 8:30~ ハナウマ湾(火曜はハナウマ湾が閉園のため通過)
- 2.5 ハワイでアザラシいじめるとどうなるか?
- 2.6 9:15~ 潮吹き岩(立ち寄り)、ワイマナロ(車窓)
- 2.7 10:20~ コーラルキンダム(お土産ショップ)にてハワイアンカルチャー体験(レイメイキング)
- 2.8 レイメイキング
- 2.9 昼食はフリフリチキン、白身魚など腹いっぱい食べました
- 2.10 背負っていたバッグを店に置き忘れてしまった
- 2.11 11:50~ チャイナマンズ・ハット(車窓)
- 2.12 12:20~ サンセットビーチ
- 2.13 12:50~ ノースショア・マーケットプレイス
- 2.14 13:45~ ドール・プランテーション
- 2.15 14:45~ パールハーバー(真珠湾) ※写真撮影程度
- 2.16 15:30~ モアナルア・ガーデン(この木なんの木)
- 2.17 16:00~16:30 ワイキキ地区のホテルまたは指定集合場所へ到着
- 2.18 まとめ
- 2.19 参考)
- 3 皆が楽しめる旅にしなくちゃ行くなと止めたいほど意味が無い。
混乗バスでまわるオアフ島1周ツアーは大成功でした
「混乗バスでまわるオアフ島1周ツアー」
その結果は?
4つの理由で大成功でした。
- ツアーガイドが丸ごと良かった。人間性に惚れました、
- バリアが少ないので移動しやすく、行程も変化に富んで退屈しなかった。
- レイを作る簡単な作業を通じてハワイの文化に直に触れることができた。
- ハワイのショッピングはおおらかな雰囲気で楽しめます。
ガイドさんの役割はとても重要。高齢者連れならなおさらです。
ツアーで少しでもガイドの配慮を感じられたら、高齢者も連れて行った者も心地よいものです。
今回のガイドのスーザン(日本人)さんは高齢者も含め皆への適度な配慮に満ちてました。
初めてのハワイで動きもままならない高齢者の緊張を和らげる配慮が随所にうるさくなく散りばめられました。
通過する場所の説明をスーザンさんは休むことなく楽しげに喋り続けました。
聞き疲れしない、心地よい喋りについついメモをたくさんとりました。学生気分で手を挙げて質問までも。
このオプショナルツアーは土産物屋で物を買わせようという、アコギな雰囲気が全く無かったのも良かった点です。
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H.I.Sのオプショナルツアーのサマーセールを利用
H.I.Sのオプショナルツアーにはスーパーサマーセールがあり、「混乗バスでまわるオアフ島ツアー」は通常84ドルが67ドル20セントにディスカウント。
ネット予約でベビーカーや車椅子の有無を申告します。
時間とスケジュール内容
地図上のマークをクリックすると写真が出ます。その写真をさらにクリックすると、私が撮影したものを含め複数の写真を見られます。紫色のマークが出発点として西オアフには立ち寄らないツアーになっています。
- 7:40~8:00 ワイキキ地区のホテルまたは指定集合場所へお迎え
- 8:10~ ダイヤモンドヘッド・カハラ地区 (車窓)
- 8:30~ ハナウマ湾(火曜はハナウマ湾が閉園のため通過)
- 9:15~ 潮吹き岩(立ち寄り)、ワイマナロ(車窓)
- 10:20~ コーラルキンダム(お土産ショップ)にてハワイアンカルチャー体験(レイメイキング)
- 11:50~ チャイナマンズ・ハット(車窓)
- 12:20~ サンセットビーチ
- 12:50~ ノースショア・マーケットプレイス(ハレイワタウンにてフリータイム約45分)
- 13:45~ ドール・プランテーション
- 14:45~ パールハーバー(真珠湾) ※写真撮影程度
- 15:30~ モアナルア・ガーデン(この木なんの木)
- 16:00~16:30 ワイキキ地区のホテルまたは指定集合場所へ到着
7:40~8:00 ワイキキ地区のホテルまたは指定集合場所へお迎え
宿泊していたシェラトン・プリンセス・カイウラニホテルのすぐ近くが集合場所。直接ホテルでなくても十分近かったんですが、沢山の車とガイドがいたので何となくのカンで見つけました。
というよりガイドさんが名前を呼んでくれました。
新婚さんらしきカップル、老夫婦、中年の女性カップルなど20数名の参加。どちらかというと若い人が多いです。
フォードの鼻付きバス。ステップは比較的低く、台湾の車の高いステップと比べれば高齢者が昇降するのにとても楽です。
ガイドのスーザンさんの席のところに、介助用車いすをたたんで乗せてもらいました。
8:10~ ダイヤモンドヘッド・カハラ地区 (車窓)
ダイヤモンドヘッドクレーターへ。ここからは高級住宅街カハラ地区が見下ろせますが、特に金持ちの豪邸を見ても凄いなんてことは感じませんでした。たかが数億円で驚いていたんじゃね。
8:30~ ハナウマ湾(火曜はハナウマ湾が閉園のため通過)
次にむかったのはハナウマ湾。駐車場近くの高い場所からハナウマ湾を見下ろします。短い動画を撮影。ハナウマ湾でみんな楽しそうに遊んでいます。人々が小さな点のように見えます。
海の色はブルーから群青に変化し、ところどころサンゴが砕けてできた白い砂地があったり変化に富んでます。
ハナウマとはどういう意味だか知ってますか?カーブしているという単純な意味で、ハナウマ湾の形状のことです。
美しいサンゴ礁が広がり、海洋保護区に指定されているので、人を怖れない熱帯魚が波打ち際でも泳いでいるのが見られるそうです。
ここ楽しめそうです。ここ行きたかったなあ~~と帰ってからも気持ちを引きずってます。
狭い海域での遊びに見えますが、かなり綺麗な状態に保全されていて、魚種も豊富でアザラシの昼寝も見られます。
ちなみにですが、ハナウマ湾の特徴は豊富な魚種。サンドバーは魚種は少ないが亀との遭遇率が高いことです。
ハワイでアザラシいじめるとどうなるか?
ハワイではアザラシなど保護動物をとても大切にしてます。アザラシをいじめて5万ドルの罰金+1年の実刑を喰らった人がいるほどです。ウミガメの場合は1万ドルの罰金とか。
それぐらいアザラシ、ウミガメは大切にされています。アザラシはカウアイで9頭、ワイキキでは「カイマナちゃん」1頭が発見されてるそうです。
9:15~ 潮吹き岩(立ち寄り)、ワイマナロ(車窓)
ハナウマ湾を上から見るだけで満喫し次に向かったのは潮吹き岩。
本来なら右側の岩から潮が勢いよく吹き出すはずが、波が弱いんでしょうね。その光景を見れませんでした。
車窓からですが、とってもキレイな4キロ続くワイマナロビーチ(アザラシ、海カメが砂浜に良く上がってくるそうです)。
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10:20~ コーラルキンダム(お土産ショップ)にてハワイアンカルチャー体験(レイメイキング)
到着するとフリフリチキンを焼いてました。お兄さんが何か言ってましたが多分「美味しいよ」と言ってたのでしょう。丸まる一匹の鳥を何羽も串刺しにして遠火であぶって焼いて、今日の昼食に出るはず。
レイメイキング
レイを作って可愛らしく頭にかけてみました。
先生に教えてもらうとはいっても、レイを作るのは簡単な作業です。
ただ1点の注意。糸に触ると針から糸が外れるので、針の部分に花を貯めておいて沢山貯まってから糸のほうにずらすのがコツです。
昼食はフリフリチキン、白身魚など腹いっぱい食べました
ランチ:フリフリチキン、ビーフ、マヒマヒ(白身魚)、サラダ、ライス、フルーツ、ドリンク(コーヒー、紅茶又はソフトドリンク)
ちなみにフリフリチキンのフリは片面という意味で、片面、片面と回しながら焼くことからそう呼ばれています。
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背負っていたバッグを店に置き忘れてしまった
次の目的地に向かい車が出発しました。ところが間もなく、食事のテーブルの下に灰色のザッグを忘れたことに気づきました。すぐにスーザンさんに店に電話連絡をとってもらいUターン。
車に戻った私は皆さんに謝罪。スーザンさんは、笑いながら「そんなに大きなバッグなのにイ!」と冗談言ってもらえた。
スーザン、good job!
11:50~ チャイナマンズ・ハット(車窓)
切り立った小さな島、少し変わった形の(現地では麦わら帽子の形をした島チャイナマンズハットと呼ばれています)が印象的です。
が、それ以上のものでもない。わが故郷の萩市には市女笠(いちめがさ)に似た笠山がありますが、日本一小さな火山というちょっと危険な香りを放ってます。
12:20~ サンセットビーチ
ビーチ近くに駐車場があります。海では多くの人がサーフィン、カヌーやシュノーケリングを楽しんでます。
12:50~ ノースショア・マーケットプレイス
何も買いませんでしたが、アウトドアブランドとして有名なパタゴニアショップに入ってみました。
車窓から延々と見えるのは植え付けられたばかりのパイナップル。パイナップル畑がずっと続きます。
ハワイといえばパイナップル。生産が始まったきっかけはなんだと思いますか?
それは不毛の赤土の研究から始まりました。ハーバード大学卒業の青年が研究した結果、赤土はパイナップルに向いていると判ってからだそうです。
13:45~ ドール・プランテーション
パイナップル畑が延々と続き、その道沿いにあるドール・プランテーション。ソフトクリームが有名のようで、長い行列ができてました。
ただ私には並んでまで食べる気がありません。面倒くさがりなんです。
14:45~ パールハーバー(真珠湾) ※写真撮影程度
スーザンが見守る中、米寿が車椅子に座る。
パールハーバーの入り口に第二次世界大戦の太平洋記念碑とあります。
アメリカの空母カール・ビンソンが入港していました。
潜水艦ボーフィン号博物館。1942年12月7日に就航し、「パールハーバーの復讐者」というニックネームがつけられています。
9年間で44隻もの船を沈めていますが、沖縄からの学童の避難船「対馬丸」も沈めて大勢の子供たちが亡くなりました。
潜水艦ボーフィン号博物館に続く道の脇には潜水艦の魚雷の展示があります。
真珠湾攻撃は、日本の卑怯な攻撃と言われてますが、実際は日本は止むにやまれずパールハーバーを奇襲しました。
パールハーバーへの攻撃をアメリカは知っていながら巧妙に誘導。アメリカの罠だったと言われています。
日本への宣戦布告の口実が欲しかったルーズベルト大統領ですが、真珠湾攻撃がその目的を達しました。真珠湾の攻撃で日本は民間人を一人も殺害していません。
あのとき米軍の弾薬庫を破壊しつくていれば、広島や長崎の悲劇は無かったかもしれません。
日本が悪かったと信じている日本人のなんと多いこと。
いい加減に自虐史観から抜け出さなくてはと、パールハーバーの地でビール2杯飲みながら思いにふけりました。
真珠湾攻撃で沈められた戦艦アリゾナとその上の記念館。
15:30~ モアナルア・ガーデン(この木なんの木)
日立製作所のコマーシャルで有名な「この木なんの木気になる木」がこの公園に入って2番めにある木です。
めっちゃ太いです。
バアチャン(義母)と娘二人で寛いでます。連れてきて本当に良かったと思う一コマ。
16:00~16:30 ワイキキ地区のホテルまたは指定集合場所へ到着
まとめ
オアフ島1周ツアーはそれぞれの地を深く知ることはできません。が、オアフ島を全体として知るには良いツアーです。その時に重要なのは、ガイドさんの明るさと楽しませようとする姿勢です。
今回のツアーにはスーザンさん(日本人)が明るく熱心に関わってくれたので、義母にとっても私たちにとっても楽しい旅になりました。
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参考)
ところで私達のハワイ旅行は米寿の義母のお祝いが第一の目的。それはそうとしても、それは半分だけのこと。年寄りを大事にする代償として全員が楽しめなきゃ行かないほうがいいです。
義母(以下バアチャン)にしてもお祝いのためにだけに連れてってもらっても恐縮しすぎて楽しめないですよ。あなたが年寄り連れであってもなくても、おめでとう。どちらでも楽しめます。
あなたが年寄り連れなら、「みんなでしっかり楽しめるよう工夫しな!」とアドバイスしたいです。誰かに我慢のしわ寄せが行く旅行なら行かないほうが幸せ。我慢しすぎはあとで人間関係を微妙に変化させます。
そして初めに言っときます。私のことです。若い頃は日本のあちこちの海でスキンダイビングで潜り倒してきたので、海愛が半端ない男です。だからこの記事があなたの参考になるかならないかは分かりません。
皆が楽しめる旅にしなくちゃ行くなと止めたいほど意味が無い。
大事な事はたったひとつ。みんながハワイに行きたい、楽しみたい、バアチャン(義母)もちょっとは手を貸すけど、しっかり動きなよ!ってところで思いを一つにしてることです。
わがまま放題の行動するなら、ハワイにポイしてくるくらいの気概を持っていきたいもの(置いて帰らないけど)。
これ忘れてバアチャンのためとかだけ一生懸命やってると、どこかで気持ちがすれ違い疲れぶつかります。グループ行動なので3割我慢であとは本音。みんながそうできなかったら、もう全然お金を使うだけの面白くない旅行になります。
実際にこの旅行で思いやりのない言動で妻を激怒させて、自己中!と反省したのは私です。バアチャンも同じことを言って反省してたのが印象的でした(笑)。
今回のハワイ旅行の自分の目的は「ハワイの海を楽しむぜ!」です。海でシュノーケリングしたり、潜ったりして水中撮影もする。
ばあちゃんが「私でもハワイに行けるかね」と言い出したのをきっかけに、ハワイの海への愛が溢れ出し抑えきれず、ついにハワイにやって来ました。
ハワイ旅行でオアフ島を選んだのは、一番安かったから。それに尽きます。ハワイ未経験者は、どこだって楽しめるはずですよ。