肌とは何の関係もなさそうなしじみですが、肌を美しく、若々しくする効果があります。
美肌にとって重要な臓器は肝臓です。飲み過ぎ、暴飲暴食等が続いて肝機能が低下すると、解毒がうまくいかなくなります。
二日酔いの時だけでなく、体の中にある有毒物質を解毒する働きのある肝臓は、血液の中にあるアンモニアなどの有毒な物質を処理して無毒化します。
この解毒処理が正常にできることで美しい肌になるのです。肝臓のこの働きをサポートするのがしじみの成分なのです。
しじみには、肌のターンオーバーを促す成分や保湿成分、コラーゲンを作る成分まで豊富なので、是非利用してみましょう。
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肝臓の解毒処理がうまくいかないと肌はどうなるの?
この解毒がうまくいかないと、お肌がくすむ、乾燥する、シミやしわが深くなる、と言ったお肌のダメージが出て来ます。
お肌の調子が悪く特に目元のクマや肌の色が悪い場合は、肝臓が疲れている可能性がありますので、
肝臓に良いと言われるしじみ汁を食べてみて下さい。
肌荒れ、ニキビ、乾燥肌をよく起こす人にとってありがたいのは、
オルニチンが体の内側から肌の細胞のターンオーバーを促してくれることです。
そうすると肌の表皮が柔らかくなり古い角質がはがれやすくなって、
健康的で美しい角質層ができてくるのです。
どのような成分が美肌効果をもたらしてくれるのか見てみましょう。
美肌効果をもたらすしじみの成分
●オルニチン、アルギニン
しじみはアミノ酸を豊富に含んでいます。
中でもオルニチンやアルギニンという成分は、成長ホルモンの分泌を促す美肌の鍵です。
成長ホルモンは睡眠中に分泌されるホルモンで、臓器、肌、髪等、全身のメンテナンスを行ってくれます。
成長ホルモンの分泌を活発にするには、夜や寝る前にしじみ汁を摂りましょう。
オルニチン細胞が活性化し、ターンオーバーが促進されると、お肌の表面が柔らかくなります。
古い角質がはがれやすくなり、新しく健康な角質層がつくられ、ニキビができにくい肌環境をもった美肌になります。
●ビタミンB群
しじみは、天然保湿因子です。
しじみに含まれる豊富なアミノ酸やビタミンB群は、
身体の内側からお肌に潤いを与え乾燥を防ぎます。
特にビタミンB2は皮脂代謝を促進させ肌の皮脂量をコントロールするので、
嫌なべたつきから解放されます。
●グリシン、オルニチン
しじみに豊富に含まれるグリシンやオルニチンといった栄養素は、
コラーゲンを作るのに欠かせません。
コラーゲンの生産量は歳とともに減少し、
カサカサと乾燥したり艶がないお肌になります。
毎日の保湿ケア+しじみを食べる習慣で、美肌を保つだけでなく、
爪や髪の毛も若々しく保てるでしょう。
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しじみの味噌汁で美肌を目指す
毎日の食事の中にしじみの味噌汁を取り入れることで、美肌効果が期待できます。
健康効果と併せてとりいれたいですね。
<しじみの味噌汁レシピ>
●材料(3人分)
- しじみ :200g
- ネギ :適量
- 水 :3カップ
- 味噌 :大さじ2 (味噌の種類は、しじみの風味を引き立てる赤味噌が合います)
●作り方
- 1、しじみを1晩真水につけて砂抜きをしましょう。
- 2、砂抜き後のしじみをよく洗いましょう。
- 3、鍋にしじみと水を入れて火にかけます。
- 4、しじみの口が開いたら、弱火にしてあくを取ります。
- 5、味噌を溶き入れます。
- 6、完成です。ねぎを好みで散らします。
しじみを冷凍するとオルニチンが8倍になる
しじみを-4℃に冷凍すると、オルニチンが8倍になることがわかっています。
冷凍しじみを使うことでオルニチン量がそんなに増えるのなら使った方が良いですね。
【島根県宍道湖産】地元の漁師から直接仕入れた「天然 大和しじみ」 80g×20袋[真空冷凍(砂出し済)]
ただ、問題は冷凍しじみの味噌汁30日分で約4,500円もかかってしまうことです。
これなら、しじみのエキスを飲んだ方がオルニチンの量が多い上に安上がりです。
味噌汁にこだわらず、しじみの成分をそのままエキスとして摂りたい人は、いろいろな商品があります。
もっと安くしじみの味噌汁を作りたい人は、オルニチンの量は少ないが生きたしじみを使うか、砂出しをして自分で冷凍してみましょう。
まとめ
しじみには美肌効果があります。肝臓の解毒作用が正常に働くことで、肌が美しくなるのです。
また、しじみに含まれるビタミンBやグリシン、オルニチン、アルギニンがコラーゲン、成長ホルモンの分泌を促してくれます。
冷凍しじみには8倍ものオルニチンが含まれるので活用しましょう。
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