ひな祭りは何歳まで祝っていましたか?
子供が大きくなるにしたがって、いつの間にかおひな様も出番がなくなり、ひな祭りのお祝いもケーキを食べて終わり、という感じになっていませんか?
ひな祭りは、女の子が健やかに成長する様に、厄を払うお祭りです。
厄とは、思わぬ災難、病気といった、なるべく避けて通りたいもの。
ひな祭りを何歳まで祝うかについては特に決まりはなく、何歳になっても良く結婚してからでも良いのです。
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ひな祭りは何歳までお祝いするの?
ひな祭りをする意味は解っても、では、ひな祭りって何歳までお祝いするのが正しいんでしょうか。
男子の場合は、7歳を区切りに、お祝い事などをしないところが多いようです。
ひな祭りはと言うと明確な決まりもないので、家庭によってやめ時は様々で家次第という事になります。
災厄には終わりがありません
厄を払うお祭りなので、厄年という視点から見てみましょう。
神社や仏閣で違うので共通はしていませんが、女性の最後の厄年は、61歳と言われています。
しかし厄年に関わらず、思わぬ病気、事故、災害はいつ起こるか分からず、災厄には終わりがないのも事実です。
そういう意味で言うと、ひな祭りは、生きてる限り、何歳まででもお祝いして良いのです。
ひな祭りのお雛様は何歳まで飾っていいの?
雛祭りの起源は平安時代。
日本では、季節の節目に自分に降りかかる災厄を祓う行事を行っていました。
その中の、「上巳の節句」。陰暦3月3日に、陰陽師にお祓いをしてもらった後、自分の身代わりに、紙人形を海や川に流す行事、これが現在の流し雛の起源です。
この紙人形は、かたちを変え、江戸時代中期に現在のお雛様のようになりました。
ひな祭りは何歳まででもお祝いして良いという事ですが、さて、雛人形は女の子が何歳になるまで飾ればいいのでしょうか。
これについても、地域や風習によって違いがあるものの、特に決まりはありません。
つまり何歳になっても、結婚した後でも、飾って良いのです。
本来の雛人形の由来は、自分の身代わりとして災いを祓うという事ですから、1人について雛人形1つ。
新しく女の子が生まれた場合は、新しい雛人形を飾ってあげるのが、意味としては正しいです。
今は核家族化が進んでいますので、子供が大きくなって実家を出てしまうと、自然とひな祭りも雛人形も縁遠くなってしまった、と言うご家庭も多いでしょう。
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雛人形を捨てても良いの?
「ひな祭りをする予定もないし、家にある雛人形も邪魔」雛人形って捨ててしまって良いのでしょうか。
ゴミ袋に雛人形を入れて、燃えるゴミの日に処分するのは、気持ち的に抵抗があります。
雛人形の行く末にも、色々な選択肢があります。
自分の身代わりとして災いを祓ってくれる雛人形。人形供養と言って、全国には人形を供養してくれる神社やお寺さんがあります。申し込みをすれば供養してくれます。
まとめ
ひな祭りは幼い女の子だけのものではなく、いくつになっても雛人形を飾って、お祝いして良いのです。
また、物理的にも、雛人形は湿気や虫に弱い物なので、1年に1回のひな祭りには飾って、風通しを良くし、防虫剤を交換してあげましょう。
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