カオナシ等の登場人物の魅力と謎のラストシーン。
千と千尋の神隠しが公開されたのは、2001年7月ということですから、かれこれ15、6年前のことです。
未だにテレビで放映されると、高視聴率をとるほど多くの人に愛されている名作ですが、「意味判らん!」と解釈に悩むシーン等も沢山。
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そもそも映画や小説というものは、結論がわざとぼやかしてあって、観た人の解釈によって様々に想像を膨らませていく様な創りになっています。
人気のジブリ作品は特にその傾向が顕著ですよね。
だから、「あそこのあのシーンはどういう意味?」って人に聞いたところで、正解はないんでしょう、多分。
千と千尋の神隠しという作品は、10歳の少女千尋が、引っ越し途中に立ち入っってしまったトンネルから、神々の世界へ迷い込んで、色々な経験を経て成長していく物語です。
物語の登場人物や、異世界で千尋が体験していく事の中から作者が「伝えたいもの」を汲み取っていくのも、映画を観る楽しさでもあります。
千と千尋の神隠し謎*カオナシ等の登場人物について
千と千尋の神隠しは、千尋が事件に遭遇、通過することで、大人に近づく自己形成物語です。
●千尋について
●トンネルを抜けた向こう側の世界
●湯婆と銭婆
●カオナシ
●御腐れ様
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千と千尋の神隠し謎*最後は?
冒頭のトンネルは、現世から異世界へ行くという典型的な表現です。
最後の別れでは、「絶対にトンネルを抜けるまで後ろを振り向かないで」と言うシーンがあります。
「後ろを振り向かないで」というのは、日本神話、ギリシャ神話、北欧神話、旧約聖書にもあるお話で、もっとも有名な神話のアルアルパターンです。全てが、約束を守らないと不幸になるという結末です。
そこでこの最後の感動シーン。多くの人が知っているラストは、トンネルから抜けだし千尋の髪留めがキラリと光り車を走らせたところで終わりでしょう。
この後には続きが存在する説。
新居の近くにある橋から川を眺めている千尋が一瞬ハッとした表情に。
この川がハクの新たな住み処であることに気付いたかのように物語が終わる。
というものですが、そういえば十数年前観た、千と千尋の神隠しのラストは、実に納得したと言うか、良かったという印象で、川を眺めて川面がキラリと光るシーンがあったような……?
一緒に観た子供に覚えてるか聞いたところ、「千尋がハクに指輪かなんか宝石を貰ってトンネルをくぐって終わった」と、これもまたあやふや。
テレビで放映されているものは、時間の関係でカットされている場面もあったりします。
十数年前、このシーンがあったのか、それとも脳が造りだしたシーンなのかは、謎。ハクが生きているか八つ裂きにされて魂になってしまったのかも、わかりません。
まとめ
ジブリ作品は1つの作品を何回も観ている筈なのに、最後がどうもあやふやでしっかり思い出せない作品が多いです。謎も多くどう捉えるかは、観る人次第。
こういうところが都市伝説と言われる所以で、作品の意図するところなのでしょうか。
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