日焼け対策には日焼け止めが鉄板になります。
ところが、この日焼け止めで首がかゆいとか、かぶれが起こったりといったトラブルが結構多いのです。
その原因としてかゆみやかぶれを誘発する配合成分があり、合成界面活性剤、紫外線吸収剤、アルコールが考えられます。
日焼け止めは紫外線に立ち向かう化粧品なので、配合成分が強いのは当然です。
しかし、敏感肌やアレルギーが強い人が使用すると、皮膚トラブルを起こすリスクがあるのが難点です。
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日焼け止めでかぶれる原因になる成分について
日焼け止めでかぶれる原因成分の特徴をまとめてみました。
- 合成界面活性剤
- 紫外線吸収剤
- アルコール、香料、色素成分
●合成界面活性剤
殆どの化粧品に含まれている成分で、お肌への使用感、浸透性を良くするものです。
洗剤やシャンプーなどにも高い確率で配合されていますが、肌の弱い人にとっては、リスクは高くなります。
●紫外線吸収剤
紫外線吸収剤は、殆どの日焼け止めの主成分です。
紫外線を肌に取り込み化学反応を生じさせる過程で、かぶれ等のトラブルを引きおこすリスクがあります。
日焼け止めの主成分には他に紫外線乱反射剤がありますが、
紫外線吸収剤よりも効果が劣るため紫外線吸収剤の使用者の方が多いのです。
●アルコール、香料、色素成分
病院で使われているアルコール消毒でも赤くかぶれてしまう人もいるくらいです。
元からお肌の弱い人はアルコール、香料、色素成分で、かゆみやかぶれを発症する人もいるのです。
日焼け止めによるかぶれ症状と対処方法
日焼け止めによるかぶれ症状は個人差がありますが、特に敏感肌の人はかぶれには早めの対処が必要になります。
- むくみ :日焼け止めのかぶれ初期症状です。いつもより顔が膨らんでいたらむくみの疑いがあります。
- 赤み :むくみ+日焼け止め成分による炎症のため赤みが出ます。
- ヒリヒリする痛み :炎症によるヒリヒリ感は軽い痛みが伴います。
- かゆみ :むくみ、赤み、痛みの症状が治まった頃に出るかゆみは、治ったわけではありませんので、引き続きかぶれの処置が必要です。
日焼け止めの成分が化学反応を起こす事が原因でかぶれ症状を起こしますが、
自分ではどんな対処をしたら良いのでしょうか。
かぶれが原因でかゆくブツブツになっている顔を、化粧で隠してしまうのはNG。
ますます肌トラブルが酷くなります。注意してくださいね。
かぶれの対処方法
●冷やす
かぶれの炎症部分を保冷剤やシャワーなどを使って冷やします。
●市販外用薬
非ステロイド薬を炎症部分につけて様子を見ますが、
改善しない場合は早めに皮膚科を受診しましょう。
●水分摂取
過剰な紫外線によって体の水分が逃げやすく、
かぶれも治りにくいので、水分補給して代謝を整えましょう。
●規則正しい生活と食生活
ターンオーバーを乱すような生活をすると、
メラニンが排出できず跡が残りやすくなってしまいます。
ストレスがないように、十分な睡眠時間と食生活にも配慮が必要です。
●皮膚科治療
改善しない場合は、早めにアレルギー科のある皮膚科を受診しましょう。
日焼け止めによるかぶれは光アレルギー性接触皮膚炎という疾患で、
内服薬は抗ヒスタミン薬、症状によってはステロイド剤が処方される場合もあるでしょう。
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首のかゆみや肌荒れを起こさない紫外線対策
紫外線吸収剤は化学反応を起こして紫外線を吸収するので、
肌が弱くない人にとっても良いものではありません。
紫外線吸収剤よりも、紫外線を反射させる紫外線散乱剤なら
「かゆみや肌荒れ」は起こらず、敏感肌の人でも使えるものです。
しかし汗で流れやすく塗り直しが必要ですし伸びにくいので、
塗るのに時間がかかるというデメリットがあります。
そこで、塗りやすくて紫外線吸収剤も入っていない日焼け止めクリームが、作られるようになりました。
中には、30秒で塗れ12時間持つという自然素材たっぷりのBBクリーム。SPF50 / PA+++ でUVクリーム不要で下地機能があり500円で紫外線対策のお試しができるものもあります。
肌に優しく、石鹸で洗い落とせます。
まとめ
紫外線吸収剤や、合成界面活性剤、香料、アルコールなどが使われている日焼け止めクリームは、皮膚にトラブルを起こしやすいのです。
首がかゆくなったり、肌あれを起こすようですと紫外線吸収剤や、
合成界面活性剤の使われていない日焼け止めクリームを検討しましょう。
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