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花粉症と食事

花粉症と食事
「医食同源」花粉症対策に食事は大事。食事によって花粉症が緩和される事も悪化する事もあります。少しでも軽くなってくれたら嬉しいですね。

花粉症で悩んでいる方は、色々と対策していらっしゃると思いますが、食べ物で対策しているという方はいらっしゃいますか?

加工食品に含まれる添加物が花粉症などのアレルギー発症、重症化に大きく影響されるといわれ、和食に多い発酵食品が見直されています。

「医食同源」という様に食べ物は重要で、どのような食事で花粉症が緩和され、逆に悪化するのかを知っているだけでかなり違うはずです。

この記事では、「トランス脂肪酸」など添加物が花粉症に与える影響、免疫力を高める食べ物について紹介するので、ぜひ取り入れてください。

 

花粉症患者は年々増加中で、他人事ではありません。今日は大丈夫でも、明日発症するかも知れません。

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花粉症対策と食事の関係

 

花粉症患者の増加は、脂質や動物性たんぱく質が増え、昔からの食事が減った事が要因とも言われています。

トランス脂肪酸
マーガリン、マヨネーズ、菓子類、カップ麺、フライドポテトなど、多くの食品に含まれています。
良質の脂質は問題ありませんが、トランス脂肪酸の含まれる脂質は花粉症等のアレルギーを起こし易くなります。

健康に悪いことが明らかなので、アメリカでは使用禁止になっています。ところが日本では規制が無いどころか表示義務さえ無いことを知ってください。

毎日食べるパンやお菓子、あらゆるものに入っているトランス脂肪酸を甘く考えないようにしましょう。

動物性たんぱく質
摂り過ぎは身体に負担がかかったり、消化も悪くなりアレルギーを起こし易くなります。

その他に遺伝子組み換え食品や、症状が出ているときに食べるのがNGのもの等色々あります。

トランス脂肪酸の入っている植物油脂トランス脂肪酸やマーガリンなどは成分表示に「植物性油脂」と書いてある場合もあり、注意が必要です。成分表示に「植物性油脂」とだけ書いてあったら、私は買わないことにしています。

画像はインスタントラーメンの成分表示ですが、植物油脂の量は小麦粉の次に多いですね。また付属の調味料にも含まれています。

カップラーメンはもっと凄いんです。気づかずに毎日食べているトランス脂肪酸は、相当の量になる人もいるでしょう。

トランス脂肪酸の入っていない植物油脂

トランス脂肪酸の含まれていない植物性油脂であれば、例えば「植物性油脂(米油)」などの表記がされています。

単に「植物性油脂」と表示されていれば、トランス脂肪酸が入っている可能性が高いでしょう。

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花粉症対策になる食事について

反対に花粉症の症状を緩和し、続けて食べる事によって花粉症の症状が出なくなると言われる食べ物もあります。

乳酸菌
花粉症対策の食事には定番のヨーグルトは、実は花粉症になる前に食べておきたい予防食品です。

花粉症の症状が出る原因の1つは、腸が花粉を吸収する事で、花粉症予防に良いのはヨーグルトの乳酸菌。

ヨーグルトの乳酸菌はその人の腸に住んでいる乳酸菌とは違うので定着はしませんし、製品によってそれほど有用ではないものもあります。

また、日本人は乳糖不耐性の人が多いので、消化不良で下痢などすることもあります。
オリゴ糖

その人の腸に住んでいる乳酸菌=善玉菌を増やすには、複数ブレンドされたオリゴ糖を餌として毎日5g程度摂取することが有用です。

即効性は期待できませんが、毎日の積み重ねが大切と言えます。

・乳酸菌には整腸作用がある
・腸内環境を整え免疫力を活性化する
・花粉症にならない体質に改善してくれる_

果物
バナナやイチゴは花粉症に良いと言われています。
効果が期待できる1日の摂取量は、 バナナ2本、イチゴ15個~20個です。

・バナナに含まれるビタミンB6 :花粉症のくしゃみに効果があります。
・イチゴに含まれるGAPDHという酵素 :アレルギーを抑える効果があります。_

 

ただし、花粉症の人は果物アレルギーも起こしやすいと言われています。
自分のアレルゲンをご存知ない方、食べすぎや違和感がある場合、以下の果物には気を付けましょう。

・メロン ・リンゴ ・サクランボ ・バナナ ・モモ ・パイナップル
・レモン ・イチゴ ・グレープフルーツ

 

トマト、レンコン
トマトは花粉症対策に良い
花粉症に効果があるのは、「ポリフェノール」という成分です。
実はポリフェノールには5,000以上の種類があり、免疫・抗酸化作用、抗菌殺菌作用があります。

・トマト :ポリフェノールの一種「ナリンゲニンカルコン」「ロズマリン酸」
・レンコン :ポリフェノールの一種「タンニン」「ムチン」
・その他の野菜 :大葉、ショウガ、バジル、ミント、レモンバーム等

納豆
納豆にはポリフェノールの一種「ムチン」や、腸内環境を整える乳酸菌、抗酸化力にすぐれた「セレン」やたんぱく質、亜鉛等が含まれ、アレルギー緩和や粘膜修復作用が期待出来ます。

市販の納豆は発酵していないものが多いという情報は嘘ですから信じないようにしてください。納豆が引く糸は発酵していないとできません。ただ、発酵のさせ方は自然の状態とはかなり違っているとは言えるでしょう。なるべく自然発酵させた納豆が望ましいとはいえます。

にがり

にがりの主成分はマグネシウムです。
マグネシウムは水分を含むと便秘改善効果があり、便秘改善されると腸内環境が整えられ免疫力も改善します。

にがりも即効性はないものの花粉症緩和の為、ヨーグルト同様毎日摂取すると良いでしょう。

 

抗ヒスタミン作用で花粉症を和らげる食べ物

花粉症の症状と言えば、くしゃみ・鼻水・目の痒み。これらは「ヒスタミン」が引き起こしています。
症状を和らげるには、以下の食材で「ヒスタミン」の働きを抑えましょう。

 

生姜
生姜に含まれるショウガオールは、ヒスタミン抑制やアレルギー抗体の産生を抑える作用があります。

玉ねぎ
玉ねぎに含まれるケルセチンには、ヒスタミン抑制作用があります。

そば
そば、中でも「ダッタンそば」はケルセチンを多く含む食品です。

大根
大根にはジアスターゼが含まれ、ヒスタミンの分解を促進します。生で食べましょう。

 

 

アラキドン酸の過剰を避け鼻づまりを解消する食べ物

鼻づまりの原因は、「アラキドン酸」とよばれる脂肪酸からつくられたロイコトリエンという物質です。
鼻づまりを解消するには、アラキドン酸の過剰を避けましょう。

青魚
青魚にはEPA・DHAとよばれる脂肪酸が多く、アラキドン酸の生成を抑えてくれます。
アラキドン酸は主として肉類から出来るので、肉を魚に替えるだけで効果が期待できます。

ごま
ごまに含まれるセサミンが、アラキドン酸を作らないようします。

 

まとめ

  • 花粉症対策の食べ物には色々な食材があります。
  • 花粉症対策には食事との繋がりが深く、予防の為の食べ物や緩和の食べ物を食事に取り入れて、花粉症に対抗できる免疫力の高い体を造りましょう。

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